巨大科学

この8月に,信州は飛騨・高山のスーパーカミオカンデやカムランド・飛騨天文台を生徒と一緒に見てきました。スーパーカミオカンデとカムランドは地下1000mに建設された施設です。神岡鉱山の坑道を利用して建設したものです。今はさらに,暗黒物質を検出するXMASSや重力波を検出するKAGRAという装置を建設しています。

素粒子と加速器に夢を抱いて大学に進みましたが,とっても小さな素粒子を調べるのに超巨大な加速器が必要になるというのは大いなる逆説ですね。いまや,一国ではまかないきれず,いくつかの国が共同して加速器を建設する時代になっています。

こういった巨大な施設も第一線の研究者が,設計し,予算を獲得し,何千人にも及ぶ研究者や技術者などなどをまとめていかなければいけないんですね。すごいことだなーとびっくりします。構想からデータがとれて論文になるまでに何年かかるのでしょうか。無事によい結果は出るのでしょうか。

日本の素粒子研究は世界の最先端を行っていますが,裏に回ると大変な世界だということを実感して帰ってきました。

もっといろいろなところにもいってみたいものです。JAXA,KEK,・・・,いっぱいありますね。